スキップしてメイン コンテンツに移動

長友選手「日本人は猫背・・・」 その通りなんだよ〜


「日本帰ってきたけど、              

     猫背で、表情暗い人かなり多いなぁ。

          みんな疲れてるんかな」



その通りなんですよと思った、

イタリア、インテルのサッカー日本代表DF長友佑都選手の数日前のツイート。


一部ネットでは、まー批判もあるようですが

さすが世界の舞台で活躍している選手は分かっている。



「姿勢意識するだけでも、思考が変わり、

  顔の表情変わると思うんやけど。

    俺が時差ぼけでテンション狂ってるだけかな。

      苦笑。みなさんファイト!」




これはアレクサンダーテクニークでの効果と同じです。

レッスンを受けていると身体的な変化が先行し、次いで

感情 や 思考 にまでポジティブな変化が起こるのはよくあることである。

まさに心と身体のつながりですね。

アレクサンダーによって身体と感覚がオープンになっていくのですが、

副産物的に心や思考までオープンにポジティブになってくるんですね。

と思ったら、「上昇志向」なんて本を出していました。さすが長友選手。



さらに興味深いコメント


「自分の職業柄、

  フィジカル、メンタルに繋げてしまうけど、

   これでは身体能力高い人なかなか出てこないな。

    後側の筋肉使えないし、首が短くなる。

     欧州から久しぶりに帰って来ると、

      姿勢の違いにびっくりする」






さすがプロアスリートと思ったのはこの部分


「後側の筋肉使えないし、首が短くなる。」


これは、まさにアレクサンダーが求める一番大事な感覚の一つですね。

こちらに関しては

「FM アレクサンダー その2 すべての”動き”に通じる大きな発見!」


で書きましたので、よろしければ覗いてみてください。


気になるのは、背中とか背筋と言わずに

後側と言っている点。





これは身体の感覚が広くある方の感覚だと思います。

多くの、特に西洋的トレーニングしていると

特定の部位や、それぞれの筋肉に分けて身体を認識する傾向にあるのですが、

後側と広く意識できているのは、おそらくヨガによる

”気づき”

がもたらしてくれたものではないだろうか。

違ったらすいません


人の視覚から入ってくる情報は非常に多く、そして強い刺激です。

そのためか、前側の意識はあるのですが、後側を意識するのは

なかなかイメージできない方は非常に多いですね。

ちなみに後側といえば、

後頭部から首の後ろ、背中、腰、臀部、ハムストリングス、

ふくらはぎ、アキレス腱、カカトまでと非常に広い範囲です。

この後側が、しっかり使えるようになると

姿勢やコーディネーション・バランスがぐっと変わります。

さらに、特に股関節や肩・首周辺の緊張の緩和に役立ちます。

腰や股関節が凝りやすい、首・肩が緊張しやすい方の全体のバランスをみると

それらの部分の緊張が非常に強い割に、

後側の筋力が弱かったり効率良く使えていなく、アンバランスがみられます。





でも、「んっ???」

と思った人はいないですか?

長友選手といえば、最近ではヨガや食事に関しての本を出されていますが

確か最初は

「体幹トレ」

だったはず。

以前のプレーはトレーニングのおかげで

ゴムまりのような動きをするなーと思っていたのですが、

多分ヨガを始めてしばらくしたあたりから

粘りというか、下半身のグラウンディングができたような気がしてなりませんでした。



神楽坂でには「キャットバック」なるお店があります。

猫背改善の専門店だそうです。

皆さんが気にする猫背ですが

それは絶対悪でしょうか?

僕はそうでもないと思っています。

もちろん姿勢を良くしたいという目標があるのなら”悪”かもしれませんが、

肩こりや腰痛の改善であれば、必ずしも必要ではないのではないだろうか。

快適に人生を送るのに、頑張って姿勢を良くしているなら、そっちの方がストレスです。




確かにクリスティアーノ・ロナウドなんかはシュッとしていて姿勢もいいですよね。

日本人でいうと中田選手は特に。

フィギアスケートの羽生選手も特にシュッと延びてるのが際立ってますね。

では、メッシどうでしょう?

ジダンもとても良い姿勢かと言われると、そうでもない気がする。


そーいえば、それに関する記事も書いてました

「W杯サッカー 日本代表の身体の使い方

そうなんです。

姿勢も確かに大事なのですが、他にもコーディネーションや柔軟性で

補えるとこはいっぱいある。

僕が思う、パフォーマンスで大事なのは(種目にもよりますが)

全身のコーディネーションとディレクション(意識の方向)と

それらを、どんな時でも、最高の状態で臨める心の余裕ではないかと思います。





長友選手の記事
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180107-00010014-soccermzw-socc


よかったらこちらも覗いてみてください

以前、ぼくも日本人の姿勢に関して、文化・習慣の点からも考えてみたり

「日本人が一番姿勢が悪い


欧州、そして世界を旅行したそこに住む人の動き、姿勢に関して

比較した

「スペイン人が一番しなやか!!」


で書きました。

実際、ぼくもアメリカや旅行から帰ってくると

日本て、狭く窮屈で圧迫感があるなと感じました。

そんな文化や環境的な要素が多分にあると、まー猫背になってしまうかなと

東京生活に疲れた時に感じることもあるけどね・・・





↓ぽちっとお願いします
 

↓ポチッとお願いします!
  にほんブログ村 健康ブログ アレクサンダー・テクニークへ

コメント

このブログの人気の投稿

アレクサンダーテクニーク と 合気道 

私の最初のATレッスンをしてくれたマット先生の、 ATを習い始めたきっかけを 今でも覚えている。 合気道の師範をされていたお父さんが良いからと 勧めてくれたからだとおっしゃっていた。 合気道や剣道、その他武道をされている生徒さんとのレッスンの中での 武道における身体の使い方と、アレクサンダーテクニークのそれとの共通点が 非常に多くとても気になっていた。 せっかく日本にいるのだから、日本古来から継承されている武道における 身体の使い方を学びたいと徐々に思うようになり 8月より新しい学び「合気道」を始めました。 特に学びたい点は、「強さ」と「丹田」 まず、筋力に頼らない、身体の使い方による「強さ」を学びたい。 武道は対人であり、自分のことだけでなく相手も意識しなければならない。 合気道の場合で言うと、組手でしょうか 相手からの力の方向や、押さえ込む際の体のつながりやバランスなどを 感じながら、型を崩さないよう動く。 それはまさに、自分らしくある。と捉え方ができると思う。 相手に流されず、自分の力を十分発揮する。 この場合の自分らしさは、強さを引き出す最良の状態を保つ体の使い方とでも 言いましょうか。 武道だと型ですが、スポーツや楽器の演奏でいうと基礎練習。 始めて約2ヶ月の私は、基礎練習真っ只中。(週1では足りない・・・) その型の練習がとっても楽しい! 全身のつながり、動きのつながり、バランス、さまざまな要素を考え・感じながらの時間は 自分とじっくり向き合うことができる充実した時間になっています。 師範の動きを見ると、型の重要性がよく分かるので、 今のうちにしっかり体に叩き込んでおきたい。 そしてもう一つは「丹田」。 アレクサンダーではあまり下腹部の感覚にはふれない。 日本人ならほとんどが知っている丹田という下腹部の力は 動きや姿勢で重要視されている。 ただ、ほとんどの人がわかっていない。 正直に言うと、私も正確な感覚は分かっていないので ここでちょっとはっきりさせておきたい、と言う気持ちです。 合気道での気づきがすでにいっぱい。 またアップします!!

コリなくなる、痛みなくなる『からだの使い方』3つの意識 ② 「のびやかさ」

か ら だ 『 の び や か 』    身体は軽く 動きは スムーズ 身体の軸と、良い姿勢     「凝らない・痛みのない 身体」を目指し アレクサンダーテクニークをお伝えしている私が 凝りやすい・緊張しやすい生徒さんに絶対身に付けてほしい 凝らない・痛みのない身体になる    3 つの意識(身体感覚) 1、やわらかく 2、のびやかに 3、からだ全部で動く 今回のテーマは 「2、のびやかに」 背 骨 の 理 想  ってなんだろう? カイロプラクティックや整体では、主に背骨のアプローチをします。 背骨を整えることでコリや痛みが改善していく。 実際、僕も治療の際に背骨・骨盤の調整を行い その効果を実感している。 コリや痛みのない身体になるために 背骨はとても重要。 それならば 自分で、背骨を良い状態に保つことができれば 毎日が快適になるだろう。 いつも治療の後の背骨のようであれば・・・ 背骨へのアプローチは主に 「 歪 み 」 ですが、それだけではない。 実は 「 動 き 」 をチェックすることも非常に大事。 多少歪んだ背骨や骨盤でも 動いていればオーケーだったりします。 それよりも動いていない=機能していない場合の方が問題が多い その 「動き」 を保つためには 「 のびやかさ」 が必要というわけです 下の図は、よくある悪い姿勢(左)とのびやかな姿勢(左)です 右の図は上にのびやかになる方向で バランス良く立っています。 しかし、左では 顎が上がり、後頭部は下がり 背中は丸く、腰は反り気味に 骨盤は後傾し 全体が下に落ちて 後ろに傾いています。 見た目にも全体が短くなっているように見えますが このような場合の背骨は、 歪んで そして 潰れて 固まって います。 のびやかになる「背骨」 背骨が、歪んで、潰れて、固まることがないよう 普段からどのようにすればよいか。 ストレッチのように身体を曲げて伸ばすのは少し違います。 主なターゲットは筋肉ではない。 今回のターゲットの背骨を、縦に伸ばしていきたい のびやかといえばダンサーだが バレエ・ダンサーの姿勢によく使われる表現ではどうだろう 「頭が上から吊られて」 「背筋をピンと伸ばして」など これらも結局筋肉の緊張によるものが強く 疲れやすい。 ラクに、 良い姿勢とバランスを維持することも求めたい 余計なコリや痛みが出てしまわ

あけましておめでとございます 2023

 あけましておめでとうございます 昨年もコロナ禍で 思うように行かなかった こともまだまだありますが 今年は、妻の実家で過ごすことができ 昨年よりは自由を感じる 新しい年となりました このまま お前のような自由が 身近にある 1年であってほしい とはいえ 振り返ると 動き出した1年でもあったなと思います 9月以降 アメリカの友人やアレクサンダーの生徒さんが 来てくれるようになりました やはりネット上でのやり取りではなく リアルに対面で話し ハンズオンをして 直接触れる   肌感覚で 世界がまた動き出した そんな嬉しい感覚がありました もちろん コロナ禍にもかかわらず 通ってくださる 生徒さんには ただただ感謝です そんな中 年末に 僕の中で転換期というか 「何か変わった」と感じました ニューヨークからビジネスで日本に来るたびに レッスンに来てくださるアメリカ人の生徒さんが 友人を紹介してくださり 3人ほど アレクサンダーのレッスンが初めてという方たちが 来てくださいました アレクサンダーテクニークとは? というところから入るのですが うまく英語で説明できない自分がそこに居たのです その時はショックでした 確かに英語力が低下していることは分かっていたのですが・・・ 「自分のアレクサンダーテクニークを表現できない」 そんな感じでした 直後は ただただ英語力の低下に落ち込んでいたのですが 思い返すと 日本に帰ってからの約6年間の レッスンでの体験は 日本語であり 日本での体験を英語に アップデートできていなかった 日本語で 日本人に伝わる伝わるように 使っていた 状況・相手に合わせた 細かい日本語での アレクサンダーの繊細な感覚を 英語にするのが難しくなっていた そんな感じでした これは僕にとって 「成長」 と、非常に前向きに捉えられたのでした 「終わり良ければ全てヨシ」 おかげで 昨年は 成長を実感できたとても良い1年だったと 気持ち良く締めくくることができました そして年が明け 「今年の抱負」 という話題になりました このような時は できるだけ 頭で考えない 静かにじっと待ちます 僕の深いところから 湧き上がってくる 身体の声 もしくは 本当の自分 が答えをくれるまで 静かに待つ 頭で考えたことは やはり家族のことであったが 身体の深い部分から 湧き上がった声は 「僕