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9月 17, 2016の投稿を表示しています

身体の「軸」のクオリティー

「パスタの茹で加減は、アルデンテ!         身体の軸もアルデンテ!!」 なんて、ピラティスのインストラクターをされている生徒さんと話していたので 今回は『身体の軸のクオリティー』の話。 最近、100m走にハマっていた(実際には走りません…)僕が、 頻繁に「身体の軸」の事を書いていました。 分かりやすく表現するために、矢印→を使っていましたが、 実は心配がありました。 矢印→で表現してしまうと、意識として棒や針金のような 硬いもの で →をイメージしてしまいそうで。 レッスン中に「上を意識して(think up)」と言うと、 身体が硬くしてしまう方がいます。 背筋をピンッと、って感じです。 悪い癖ってやつなんですが、 これが結構困りものなんです。 確かに見た目の姿勢は良くなるのですが、柔らかさを失ってしまうからです。 アレクサンダーテクニークが求めているところは、ソコではありません! 「柔らかく、そして伸びやか」 です。 その為に、軸、そして意識のクオリティーは非常に大事なのです。 例えば、 (座っていても、立っていてもいいですが) 身体のセンターを意識してみてください。 身体の中心。 骨盤の中から上半身を通り、頭を抜けて天に伸びるような。 最初は、 「硬い棒のような矢印が、身体の中心を抜けて空に伸びている」 と意識してみてください。 どーでしょう? 軸の感覚は出ましたか? (普段から身体に意識を向けていない方は、ちょっと難しいかも) では、次に 「身体の中に湯気が湧いて出てきて      身体の中を通り、頭を抜けて、湯気が空にフワ〜〜〜っと広がる」 いかがでしょう? 身体が軽くフワっと浮くような感じになりました? レッスン中に「軸」にばかりに意識を強く向けると 逆にそれが生徒さんの身体に余計な緊張をもたらしてしまう場合が 多々あります。 そんな時は まず、一旦意識することをやめてもらいます。 慣れない方が、すぐに意識の質を変えることは難しい。 もしくは、意識をもっともっと軽めにしてもらいます。 僕の師匠のボブだったら「Easy ,easy,easy…」と言ってるとこです。