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身体感覚と歩行

暑さと冷房のために身体に負担をかけていると非常に感じる今日この頃。 さらに湿気もあって、体調を急に崩す人が多いな〜とも感じています。 アレクサンダーテクニーク教師のヨシです。 最近はアレクサンダーテクニークだけでなく やはり治療の学びも深めたいという気持ちと、 より身体について知ることは身体と心と、 そして人生を豊かにするものだと思い、整体協会の講習会に参加しています。 いつも興味深い話や体験ができ、とてもありがたいです。 特に共感とともに興味をそそられる話は 「身体感覚」 について。 野口先生もおっしゃっていたが、身体が本来備えている感覚は 氷河期やどんな過酷な環境でも生き延びてきたDNAが残っている。 だから僕らが今でも生きているわけで、 その感覚が最近の利便性を求めたシステムやデジタル化などによってかなり衰えている。 スマホいじりながら線路に落ちてしまうほど注意力がないようでは 今日を生き延びるために狩りで獲物を捕ることや、 他の部族との戦いや肉食動物をから生き延びることはまずできないだろう。 なので、そういった身体感覚がより身体と心を強く健全にしてくれるものだと 僕は強く思う。 そういった身体感覚を大事にしているあたりは、アレクサンダーテクニークも 整体も、かなり近いところを目指しているのではないだろうか。 感覚を高めるという点では、瞑想も当てはまるだろう。 雑念に流されず、自分の本来奥の方に持っている感覚を養うことができる。 実は、アレクサンダーテクニークは歩く瞑想・動く瞑想なんて言われている。 心と身体を穏やかにすることで自分をより良い状態に導く。 それを歩いていたり、仕事をしていたり、何かをしていながらも 心と身体を良い状態に保つことはアレクサンダーテクニークの 本領が発揮される場面だろう。 しかし、そのためにはやはり、「身体感覚」を養うことは必須だ。 そこでお勧めしたいのが 歩行 。 歩行は非常にシンプルな全身運動である。 身体の軸を感じながら、腕や足をしなやかに動かしていく。 と同時に”全体”も感じながら。 これが複雑な動き、例えばダンスや楽器を演奏するなど、 もしくは早い動き・非常に