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座る/立つ アレクサンダー チェアワーク



立つ・座る・歩くの日常生活の超基本動作を学ぶ

アレクサンダー・テクニークのワークの基本は、

椅子を使ったチェアーワーク

テーブルワークである。

今回は立つ・座る・(しゃがむ)の基本を学ぶチェアーワークを紹介します。


さて、日常生活において一日何回ぐらい立ったりしゃがんだりするだろうか?

何十回、何百回、職業によっては何千回?

一回であれば、特に身体に問題が無ければどうってことない日常動作。

だがもし、その動作1つ1つが身体にとって負担になっていたら?

その人はいつか腰痛や膝の痛み、あるいは慢性の凝りに悩まされるだろう。


理想としては、

無駄な筋肉の緊張が無く、全体の筋肉・関節が滑らかに

連動して動いていくことである。


では、そのスムーズな動きとはどのようなのか。

僕が尊敬するボブ先生の、チェアワークのデモンストレーションをご覧ください。



説明しているのがボブ先生。

坊主の生徒役もアレクサンダーの先生(だろう)。

本当にスムーズな動きですね。

無駄な筋肉の緊張が無いので、動きを阻害される事無く、滑らかに動いていますね。

身体の各部分の柔らかさを保ちつつも、それらの動きが全体的に繋がっている。

特に顔が右を向いた時に背骨が滑らかな捻れ、さらに股関節、膝、足首へと動きが

連動していくのが良く分かる。それでいて肩・腕には一切の緊張が無い

そして、ボブ先生の動きもスムーズそのもの。


実にシンプル。まさに超基本動作。

アレクサンダー教師は柔らかいタッチと的確なアドバイスで

このような滑らかな動きに生徒を導いていくのです。

普段から、余計な緊張の無い滑らかな動きが出来るようになると

凝りや痛みも消えていき、身体が解放されていくのが感じられるでしょう。


4:08以降が実際のチェアー・ワークです。

先生によってやり方は多少違いますが、基本的にはとても柔らかくてゆっくりした

動きをしていきます。悪い習慣によって筋肉が緊張してしまうのをより正確に

感じ取るには、ゆっくりした動きの中の方がより効果的なのです。

速い動きでは、動き(筋)感覚が雑になり緊張しやすくなってしまう。

通常、無言ではなく、緊張の解放や、動きの連動を促す為に、随所に的確な

アドバイスをしていきます。

ボブ先生は特に柔らかいタッチなので、ただ触れているだけのように見えますが、

実際、触られただけで身体全体が広がって柔らかくなっていくような感覚がします。

筋肉の緊張が解放され、背骨も伸び、呼吸も深くなります。

僕の場合、ボブ先生が隣に立っているだけで自然と身体が広がるような

解放感を感じます。

これがアレクサンダー・テクニークの特徴です。

この広がるという感覚は先生から伝わってきたメッセージ。

このメッセージが、より滑らかで効率の良い動きの手助けをしてくれるのです。。

この広がる感覚はアレクサンダー・テクニーク独特のもので、

Direction/ディレクション(身体に対する意識の方向付け)と

言われています。

*これについては改めて、しっかりと説明したいと思います。





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あけましておめでとうございます。 昨年は、コロナ禍ということもあり 、大変な1年でした。 何かと自粛して、身体と意識が縮んでしまった1年。 たとえ縮んでいたとしても、固まらず、自由で動ける、そんな状態を 保持したいと思っていたのでしたが、まだまだ修行が 足りないと反省中です。 ただそれも良い経験。 いろいろな身体感覚を学ぶことはできた、そんな1年だったと思いたい。 今年は絶対良くなっていく! そう願って、自分との繋がりをより良く保ち 周囲とも程よいディスタンスを保ちつつ、繋がり 心身を健やかに 一日一日 一つの動き 一つの呼吸 を大事に過ごしていきたいです。 さて、今年からスタジオ名を変更し、新たな気持ちです。 最初は「Up direction」(上を意識)という僕がアレクサンダーに強い関心を持った ワードにしようと思っていました。 ところが、 「これ何?」と娘に聞かれ 「アップ ディレクションだよ」と教えると、 「あぴれくしょん」と言われてしまいした。 というわけで、即名前変更! 「Upirection」 アプィレクションと読ませていただきます。 合わせて看板も変更。 営業時間も変更。 月 15:00〜21:00 火 15:00〜21:00 水 10:00〜21:00 金 15:00〜21:00 土 10:00〜21:00 今年は、どんな楽しい年になるでしょう? まだまだコロナは続きそうです。 しかし、も〜仕方がない。 開き直って(いつもですが・・・) 楽しめることを楽しみましょう! 僕は年末から、急に「全体性」を意識して動いています。 日本ではそう言われているようですが、 要は身体全部を使っていくこと。 看板には「上の意識」(の方向)という、大事な部分でありますが それは一部の身体意識であり、僕は動きの始まりの意識なんて思っていますが その意識が身体全体を包んでいるというか 何かをしていても 身体全体と共にいい感覚 とでも言いましょうか。 その心地よさを再び楽しんで生活しています。 師匠のボブが、 「 全身が 同時に 動く 」 そう教えてくれていたのを思い出します。 今年も良い身体感覚で過ごしていきたいです。 皆さんも素敵な年になることを祈って。 本年もよろしくお願いします

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