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投稿

サンフランシスコとの別れ

Ciao!! 軽いノリがなんだか僕には恥ずかしくてなかなか慣れてこない。 そう、僕は6年ほど住んでいたサンフランシスコに別れを告げ、 現在イタリアにおります。 と言っても、イタリアに住んでいるわけではありませんよ。 いい加減日本に帰ろうかと思い、帰国途中。 普通は西回りで飛行機でひとっ飛びを、逆周りしているわけです。 予定ではヨーロッパを周った後、アジアを周り、お金が無くなる前に帰国。 以前から計画(行きたいと思っていただけ)していたのがついに実現!! これからは、しばらく旅ブログか??? と思ったのですが、旅ブログなんて腐るほどあるので今更僕がやっても… とゆーわけで、趣味と実益?を兼ねた 人間観察  をしながら、動き、姿勢、国民性の違いなどなど気付いたことを 書いていこうと、今更ながら決意しました。 アレクサンダーでさらに磨き上げた観察眼でね^_−☆ なぜ今更か? それは旅を始めてもうすでに 約2ヶ月 も経っているからo(^_^)o もう、だいぶいろいろなとこを周っちゃいましたよ!! サンフランシスコを出発したのが8月31日。 出発の際は、旅に備えて準備万端! とか、 ワクワクだぜ〜〜〜!! どころではなく、 引越しでバタバタ・アセアセ(>人<;) やはり6年も住んでると荷物がいっぱいで、送ったり・捨てたり・売ったり・あげたり。 引越しって断捨離には最適と言われてますが、時間が無さ過ぎると 自然と断捨離できます!! そんなこんなで、出発の時にはすでにクタクタでした^_^; さて今回の本題ですが、 なぜアメリカを去ったか。 実はアメリカで マッサージビジネス&アレクサンダー・テクニークをやりたい! カリフォルニアに本気で住みたい! と強く思っていました。 でも、やはり外国人にはなかなか容易い物ではなく、 なおかつ、個人事業になるとお金か永住権がやはり必要。 ただ、アメリカに居るだけだったら、学生を続けながら居れるものの、 合法的に働け...

ポートランドとMtシャスタ

今回はちょっと旅ブログ。 SomatoEmotional Release 2(SER 2) のワークショップを取るためにサンフランシスコから 車を10時間走らせ、僕のおばあちゃんカーことRav4(1999年式)が唸りながら いくつも山を抜け、やっとの思いでたどり着いたのがオレゴン州ポートランド。 比較的こじんまりとしたこのポートランドは、実は全米で一番住みたい街に選ばれるほど 住みやすい。環境にも優しく、スローライフに適した街として有名で、なにより とても自由な感じ。タトュー率がかなり高くアーティスティックな人ばかり。 初日にして、僕もこの街の虜になってしまった。 特に気に入ったのが、Mt Hood。 街のどこからでも見えるので、まるで 守り神のようで、安心感を与えてくれえる。 しかし残念ながら、今回の目的はSER2。 4日間のワークショップで余裕がなく、それほど散策する余裕がなかったのが、 本当に残念。 ここで、ちょっとSER(ソマト・エモーショナル・リリース)の説明。 クラニオセイクラル・セラピーの次の段階に位置するSERは、 肉体や精神に残っている過去のトラウマ(事故や怪我、嫌な経験や思い出など)を 身体の組織を通してアプローチし、取り除いていく治療法です。 超微細な脳脊髄の流れ感じ、その変化に合わせて患者との会話を進めていく。 すると、不思議と患者は何か身体の変化を感じたり、過去のイメージ、もしくは それに関係するイメージが自然と浮かんでくる。それは無意識の領域から 意識できる領域に過去のトラウマが浮かび上がったような感覚。 そこで過去のトラウマと向き合い、受け入れることでその過去のトラウマが リリースされる。そんな感じがした。 例えば、僕のパートナーとして一緒にworkした方は、過去の事故による身体の不具合、 手術台に横たわり麻酔された時の嫌な感覚、その時の家族や友人との関係について 心配していたことなどが浮かび上がってきた。そして彼女は、泣いた。 かなり多くの生徒が治療中泣いていた。僕もちょっとウルッときた。 マッサージ中によく感じることがある。コリが身体の奥の方から 引っ張られていて、なかなかほぐれない、そんなコリに出会う。 ...

フレデリック・マサイアス・アレクサンダー(Frederick Matthias Alexander) その1

                                                              (Google imageより) 今回はアレクサンダー・テクニークの創始者、F M アレクサンダーについて紹介したい。 アレクサンダーは、1869年にオーストラリアのタスマニアに生まれた。 幼少期は呼吸器系疾患に苦しんでいたが、9歳の頃から健康が回復し、乗馬と、 そして演劇をこよなく愛するようになる。お気に入りはシェークスピア。  16歳で地元を離れると、仕事をしながら音楽や演劇を独学で学び、ついに19歳で メルボルンにて演劇と音楽のトレーニングを受ける。 20代前半には俳優と朗唱者としてすばらしい名声を得ていくのであった。 順調にキャリアを積み重ねていっているようにみえるが、 実は彼は大きな問題を抱えていた。 朗唱中に声がかすれる。 朗唱中以外は声はかすれる事が無い事に気づいた彼は、パフォーマンス前に 十分に声を休めるなど、いろいろとケアしてみたものの、 ついには半分ももたなくなってしまった。 医者に行っても、声を休めるよにと言うばかりで解決策は無く、途方に暮れていた。 そこで彼は決心する。 自分で責任を持ち、自分で治す。 そう決意したアレクサンダーは、どうしたかというと、 鏡の前に立ち、自分の「使い方」を観察し始めた。 三面鏡の前で、毎日、何時間も自分を観察したのである。    自分で責任を持つと決意したこの部分は、特に好きな部分である。   アレクサンダーの忍耐力、観察力、洞察力、そして強い決意には敬服 する。     なにより他力本願ではなく、やはり自力がいい!!   なぜなら筋肉や関節、神経、もちろん脳機能は使わなければ衰える。   正しく程よく使い続ければ 良い状態をキープできる...

第二回 「姿勢とウォーキング」セミナー

予定よりだいぶ遅くなってしまったが、 第二回「姿勢とウォーキング」セミナーが決まりました。 3月15日(日) 10:00〜12:00 サンフランシスコ ジャパンタウン内コミュニティールーム 今回は10人限定にしました。 少しでも多くハンズオンをして、僕の手を通して新しい感覚を 身体で感じてほしいと思っています。 10人はもしかしたら、ちょっとチャレンジングになるかもしれないが、 満員にならないかもしれないし...。 今回も『座る−立つ−歩く』の基本動作を中心にお伝えしていく予定です。 いかにシンプルに伝えていくかがやっぱり課題だなと思っています。 なんせ感覚だか。頭で分かっていても、なかなか身体の動き姿勢に反映されない という難しさがある。特に初めての方には。 ちょっとの不安はあるけれど、生徒さんの身体の反応を見るのが今から楽しみです! ぽちっとお願いします! ポチッとお願いします! にほんブログ村

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)が一回で治った!

先日、約二ヶ月ぶりのアレクサンダーの生徒さんに会い、セッションをしたのですが、 なんと シンスプリントが治っていた!! 約二ヶ月前、初のセッションだったその生徒さん。アレクサンダー・テクニークの プライベート・セッション自体が初めて。今まで数回ほどアレクサンダーの グループレッスンに参加した経験はあったものの、アレクサンダーの言う ”身体の使い方”と”筋感覚”は前回のセッションで初めて感じられたという事で、 とても喜んでいてくれたことを覚えている。 生徒さん  30代の大手企業に勤める女性。普段からヨガをはじめ、ランニング、     スピニング(バイクエクササイズ)などなど、とても活発で健康的。  仕事のストレスで身体の緊張が強く、TMJ(顎関節症)、首・肩・背中の  緊張、シンスプリントにも悩まされていた。  アレクサンダー・テクニークを受けた理由は、身体の”気づき”を高めて、  緊張の解放とパフォーマンスの向上が目的。    いろいろな治療(カイロプラクティック・鍼・マッサージなど)を受けてきたが  根本的な改善が無かったから。    まさにアレクサンダー・テクニークにうってつけ。 普段から身体のケアをしているだけあって、アレクサンダー・テクニークの 身体の使い方を感覚的に理解するのにそれほど時間は掛からなかった。 みるみる動きの質が変わっていった。 特にシンスプリントにフォーカスすること無く、ただ、基本の動きである 立つ・座る・歩くを通して筋感覚・気づきを高め、身体の使い方を学んでもらった。 シンスプリントとは? シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎とも言われ、特に陸上競技の選手にみられる スポーツ障害。筋肉の緊張が使い過ぎで強くなり、筋肉が付着している 脛骨と言うスネの骨周辺に痛みが生じる。歩いていても痛みが出るようになることも あり、酷くなると疲労骨折になります。 治療方法は、まず疲労による障害なので”休む”事を薦められています。 原因 悪いランニングフォーム 足に合わない、クッション性のないシューズ コンクリートでの走り込みやトレーニング 筋肉の酷使 筋力不足、柔軟性不足 扁平足、回内足 横...

『姿勢とウォーキング』セミナー

11月の22日(土)、 『姿勢とウォーキング』 セミナーを開催させていただきました。 初の開催なので、ぜんぜん人は来ないかなと思っていたが、 予想以上だったので正直驚きでした。 お越し頂き、ありがとうございました。 今回の内容は、皆さんが知りたいけれど、実はしっかり分かっていない 『姿勢』 と、そして 『ウォーキング』。 いろいろと姿勢に関する事は言われているが、僕が 皆さんに お伝えしたかった事は、 身体に対してどのような意識を向けるか。 身体とは本来、もっと柔らかくしなやかで、身体全体が繋がっているもの。 それが、猫背になり身体が丸く潰れてしまったようになったり、自分で身体を 硬めて、腰や背中を必要以上に反らせてしまったりと、筋肉や関節に不必要に 負担をかけ続けてしまった結果、凝りや痛みに悩まされているのです。     長くしなやかに            広くやわらかく この2つの意識を保ってもらうことで、皆さんの背が伸びたようでした。 そして、動きはやわらかく、しなやかになったように僕には見えました。 ただ長年の習慣というものはなかなか変えられないので、意識するあまり、 逆に動きがギグシャクしてしまっている方もいました。 最初は”意識”と”身体”がすぐには繋がらないものです。それが長い年月をかけて 身に付けてしまった悪い癖だったらなおさらです。 でも、大丈夫です。 意識を身体に向け続ければ、身体は自然と反応してきます。 そして、意識し始めたときから、脳−神経回路はすでに変化を始めていますから。 今回の一番の反省点は、皆さんの頭の上に浮いていたクエスチョンマークに うまくお答えできなかった事。 ”いつもと違う”感覚の姿勢や動きは、あまり心地いいと感じることができず、 受け入れがたいでしょう。 その姿勢や動きが良くないと分かっていても、いつもの慣れ親しんだとこに やはり心地よいと感じるのは当然です。 「この感覚で合ってる?この動きは正しい?なんか居心地が悪い。」 そんな心の声が聞こえてきました。 次回はそんな疑問にお答えする為にハンズオンをしていきたい。 ハンズオンとは、身体に手を添える事で、 そ...

座る/立つ アレクサンダー チェアワーク

立つ・座る・歩くの日常生活の超基本動作を学ぶ アレクサンダー・テクニークのワークの基本は、 椅子を使った チェアーワーク と テーブルワーク である。 今回は立つ・座る・(しゃがむ)の基本を学ぶチェアーワークを紹介します。 さて、日常生活において一日何回ぐらい立ったりしゃがんだりするだろうか? 何十回、何百回、職業によっては何千回? 一回であれば、特に身体に問題が無ければどうってことない日常動作。 だがもし、その動作1つ1つが身体にとって負担になっていたら? その人はいつか腰痛や膝の痛み、あるいは慢性の凝りに悩まされるだろう。 理想としては、 無駄な筋肉の緊張が無く、全体の筋肉・関節が滑らかに 連動して動いていくことである。 では、そのスムーズな動きとはどのようなのか。 僕が尊敬するボブ先生の、チェアワークのデモンストレーションをご覧ください。 説明しているのがボブ先生。 坊主の生徒役もアレクサンダーの先生(だろう)。 本当にスムーズな動きですね。 無駄な筋肉の緊張が無いので、動きを阻害される事無く、滑らかに動いていますね。 身体の各部分の柔らかさを保ちつつも、それらの動きが全体的に繋がっている。 特に顔が右を向いた時に 背骨が滑らかな捻れ、さらに股関節、膝、足首へと動きが 連動していく のが良く分かる。それでいて肩・腕には 一切の緊張が無い 。 そして、ボブ先生の動きもスムーズそのもの。 実にシンプル。まさに超基本動作。 アレクサンダー教師は柔らかいタッチと的確なアドバイスで このような滑らかな動きに生徒を導いていくのです。 普段から、余計な緊張の無い滑らかな動きが出来るようになると 凝りや痛みも消えていき、身体が解放されていくのが感じられるでしょう。 4:08以降が実際のチェアー・ワークです。 先生によってやり方は多少違いますが、基本的にはとても柔らかくてゆっくりした 動きをしていきます。悪い習慣によって筋肉が緊張してしまうのをより正確に 感じ取るには、ゆっくりした動きの中の方がより効果的なのです。 速い動きでは、動き(筋)感覚が雑になり緊張しやすくなってしまう。 通常、無言では...