スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

1月 3, 2017の投稿を表示しています

なぜ、ハンズオンワークにこだわるか

   「 ハンズ オン ワーク   が なによりも  パワフル 」 私は、プライベートレッスンだけでなく、 ワークショップにおいても、できる限りハンズオン(手で触れること) をしたいと思っています。 理由としては 「ハンズオンがなによりもパワフルなんだよ」 という教えを、我が師匠たちに頂いたからです。 触れることでしか伝えられない部分 聞いただけでは伝えられない部分 が、そこにはいっぱいあるのです。 ハンズオンワークの効果として特に重要な点は 身体の(緊張の)状態 各部位の繋がり(コーディネーション) 身体に向ける意識(ディレクション) などの質・量・方向など、非常に微細な変化を感知し いかにより良い方向に導くか、だと思っています。 例えば、立ち方のバランスを鏡で確認したとしましょう。一見ちょうど良い バランスに見える状態でも、まだどこかに身体の緊張や、心の緊張があったりします。 さらに、”動き”出してしまえばなお一層緊張しやすい。 アレクサンダーテクニークのターゲットである”無自覚の不必要な緊張”を 自ら感じとることは、思った以上に難しい。 その方の身体感覚の熟練度にもよりますが、 アレクサンダーテクニークが目指す感覚は、 聴覚からの情報だけでは不十分である場合がほとんどです。 より正確に深い理解を得たい場合は、触覚を通した情報がベターです。 生徒さんに 「よく分かりましたね?」なんて言われます。 ハンズオンをしていると、身体の状態がよくわかります。 どの方向に意識(ディレクション)を向けているか。 身体のどの部分を緊張させているか。などなど それらの緊張が現れた瞬間、動きを一旦止めることにしています。 生徒さんに、 気付かずそのままにしようとしていた緊張 に気づいて欲しいからです。 悪い習慣によって身体がわずかでも過度に緊張した瞬間や、 感情や心の状態が身体の”緊張”として現れた   その一瞬の微細な変化を感じ取れるのが            アレクサンダーテクニーク教師 だと学校で学びました。 ヨーロッパやアメリカでは、伝統的な学校ほど、 多くの時間をハンズオンワークに費やしています。