スキップしてメイン コンテンツに移動

コリなくなる、痛みなくなる『からだの使い方』3つの意識 ② 「のびやかさ」




か ら だ 『 の び や か 』 

 


身体は軽く


動きはスムーズ


身体の軸と、良い姿勢


   





「凝らない・痛みのない身体」を目指し

アレクサンダーテクニークをお伝えしている私が

凝りやすい・緊張しやすい生徒さんに絶対身に付けてほしい


凝らない・痛みのない身体になる

  つの意識(身体感覚)


1、やわらかく

2、のびやかに

3、からだ全部で動く




今回のテーマは


「2、のびやかに」







背 骨 の 理 想 ってなんだろう?




カイロプラクティックや整体では、主に背骨のアプローチをします。


背骨を整えることでコリや痛みが改善していく。


実際、僕も治療の際に背骨・骨盤の調整を行い


その効果を実感している。


コリや痛みのない身体になるために背骨はとても重要。


それならば


自分で、背骨を良い状態に保つことができれば


毎日が快適になるだろう。


いつも治療の後の背骨のようであれば・・・



背骨へのアプローチは主に


「 歪 み 」


ですが、それだけではない。


実は


「 動 き 」


をチェックすることも非常に大事。


多少歪んだ背骨や骨盤でも


動いていればオーケーだったりします。


それよりも動いていない=機能していない場合の方が問題が多い


その「動き」を保つためにはのびやかさ」が必要というわけです



下の図は、よくある悪い姿勢(左)とのびやかな姿勢(左)です



右の図は上にのびやかになる方向で

バランス良く立っています。

しかし、左では

顎が上がり、後頭部は下がり

背中は丸く、腰は反り気味に

骨盤は後傾し

全体が下に落ちて

後ろに傾いています。

見た目にも全体が短くなっているように見えますが

このような場合の背骨は、

歪んで

そして

潰れて

固まっています。



のびやかになる「背骨」

背骨が、歪んで、潰れて、固まることがないよう

普段からどのようにすればよいか。



ストレッチのように身体を曲げて伸ばすのは少し違います。

主なターゲットは筋肉ではない。

今回のターゲットの背骨を、縦に伸ばしていきたい


のびやかといえばダンサーだが

バレエ・ダンサーの姿勢によく使われる表現ではどうだろう

「頭が上から吊られて」

「背筋をピンと伸ばして」など

これらも結局筋肉の緊張によるものが強く

疲れやすい。

ラクに、良い姿勢とバランスを維持することも求めたい

余計なコリや痛みが出てしまわないように


背骨をのびやかに、かつラクに

背骨の「のびやかさ」を感じてもらうために次のような順番で教えることが多い

 ① 背骨の長さを知る
 
 ② 柔らかく・長いというイメージを背骨に伝える
 
 ③ ②の背骨のイメージを日常生活でも意識する



①背骨の長さを知る
 
 知ることは、身体を意識する上で大事なファーストステップになります。

 身体感覚の「質」が上がるからです


 下の図をカラーの部分が背骨です。

 上は、頭と首の境目。

 耳の穴のやや下後方から背骨になります。

 下は、尾骨まで。
 
 肛門の後ろあたりになります。

 背骨の長さを伝えると生徒さんからは
 
 「思った以上に長かった」という声が聞かれます。

 触れることで、感覚が高まり、身体を意識しやすくなりますので

 触れてみて、自分の体を感じてみて、知っていきましょう。

 



② 「柔らかく・長い」というイメージを背骨に伝える

以前お話しした「やわらかさ」を背骨に伝えていきます。

✴︎「身体意識 やわらかさ」に関しては下のリンクをクリック 





最初は背骨とか背中とか、特に後ろ側は意識しにくいでしょう。

なんせ、普段見ることがほとんどないから。

鏡を見るにしろ、写真を撮るにしろ

基本的には前ばっかりです。

なので後ろ側(背中側)は意識したことがない方が多い。

それを背骨だなんて・・・

でも大丈夫です。

ちゃんと知って、ゆっくりイメージしていくと体は徐々に変化します

自分で良いか悪いかわからなくても、実はイメージしてみるだけで

ちゃんと体は反応しています。

感度が良い人は、すぐに変化を感じれますが

何もわからなくても大丈夫です。

少しづつに意識していき、徐々に感じれるようになります。

詳しく知りたい方は、近くのアレクサンダー教師に見てもらおう!


③ ②の背骨のイメージを日常生活でも意識する

アレクサンダーの大きな目的は習慣をより良くすること。

のびやかさを習慣化(自分のもの)にできれば

コリや痛みがなくなる

姿勢が良くなる

動きが柔らかくなる などなど

体にとって良いことだらけ

高齢者の身長が縮んでくることを考えると

のびやかさは、アンチエイジングにも効果があるでしょう


ポイントは

のびやか

ラク

できるだけ毎日意識してみる

知らぬうちに、友人や家族から

「姿勢良くなったね」なんて言われるようになるでしょう。


姿勢を良くしようと頑張ってるけど、

うまく意識できない

疲れて長く続かない

という人はぜひ意識してみてください。


どんな時に意識すると良いというと

動く(何かをする)前に一回背骨を意識してすることをお勧めします。

背骨は、特に動きにおいて重要です。

良い状態で毎日を過ごしたい方は

ぜひ の び や か に ! !









コメント

このブログの人気の投稿

移転のお知らせ

  突然ですが Studio Appirection 神楽坂は 移転のため 9月末まで営業となりました 約7年程でしたが 多くの方にアレクサンダーテクニークを知って頂き 身体の使い方に興味を持っていただいたことを とても感謝しています。 マッサージや整体など 人に頼らずとも 自分自身で身体を良くすることが できることを伝えたいという気持ちで 始めたアレクサンダーテクニークの 最初のスタジオでした 実際に身体が変わっていくその変化や 毎日が楽になっていく生徒さんを観察することができ 多くの学びがありました 身体はどんどん良くなっていく様子や 姿勢が良くなり 考え方・性格も柔らかくなり 大袈裟に言うと 生き方まで 変わることができる可能性を アレクサンダーテクニークと 通っていただいた生徒さんが 教えてくれました とてもとても感謝しています。 人生がより良くなる 毎日の身体の使い方を これからもお伝えしていくという 強い思いを持ちつつ ひとまず 第一章の神楽坂編は幕となります。 第二章は 移転先からなのですが 行き先はというと アメリカ・カリフォルニア となります ちょっと遠いですよね・・・ アメリカでは 師匠である ギオラ・ピンカス ボブ・ブリトン に学びを請うとともに また広くさまざまな角度から ATの学びとなることに挑戦していき 将来 日本にもっとアレクサンダーテクニークが浸透するよう 助力していきたいと考えています。 挑戦といえば 何かオンラインで発信したいとも考えています ・身体の使い方 ・カリフォルニアの田舎生活 ・アメリカ事情 などなど 引き続き マイペースに 発信していきますので どうぞよろしくお願いします Yoshi Sugiyama

カリフォルニアの田舎生活はじまる

こんにちは。 今回からアメリカ、カリフォルニアの田舎からお届けします。 2024年、10月13日に無事アメリカに到着し 慣れない場所での 新たな生活を 壁にぶち当たりいながらも 少しづつ前進しています 9月末に神楽坂・横浜での仕事を完全に閉め 10月11日に引越し手続きを完了し 10月13日に羽田を経ち 同日にロサンゼルス空港を経由して サクラメント Sacrament 空港に到着 友人がピックアップしてくれ そこから車で1時間かけ ネヴァダシティーNevada Cityの 友人宅にしばらくステイした後 現在 写真の自然に囲まれた家に住んでいます と、ざっと移動の工程を書きましたが いやぁ〜〜〜ほんとに大変でした 引越し!! 家族4人で7年も住んでると こんなにも物があるのかと驚き 収納の奥から 出るわ出るわ 荷物の仕分け・処分・梱包などが 永遠に終わらないのではと思うくらい ひたすら荷物と戦っていました。 最終的に 断捨離力 が格段に上がったように思えました アメリカで生活が始まり まー田舎といっても普通にお店はあるので ない物は買えばなんとかなるだろうの精神でしたが やっぱり日本のものはなんか 気が利いててね 持って来れば良かったと 後悔の場面がちらほら・・・ 渡米して1ヶ月が経ちまして すでに色々ありました まだ仕事も始められていない状況ですが それでもなんとかやっています という報告でした これからしばらくは 身体のことより 田舎生活に関してブログになってしまいそうですが ご了承ください

日帰り手術(鎖骨骨折の場合)

  日 帰 り で で き る 『 鎖 骨 骨 折 の 手 術 』    前回 書きましたが 鎖骨骨折は意外と多い せっかくなので 日帰りでできる鎖骨骨折手術について 鎖骨骨折の方の選択肢の一つとして 参考のしていただければ幸いです 鎖骨骨折における金属プレートを除去する手術 ( 抜釘術) の場合 多くの病院では3日間の入院になるようです それは全身麻酔のためです。 しかし私は部分麻酔で行う 『日帰り手術』を選びました。 日帰り手術を選んだ理由 1、家が心配  2、 病院に長く居たくない   3、料金が安い デメリット 1、手術中の不安 2、激痛 3、手術後の不安 楽しめたこと 1、血圧のコントロール 僕は以前、日帰りの手術をしたことがある まだ大学生だった頃 その時は右手親指の第2関節の側副靭帯を断裂 ただの突き指と思い病院には行かず しばらくすると治ったのだが 大きめのボールなどを握ると 親指の関節が ポコッ とはずれて力が入らなくなってしまう これはおかしいと整形外科に行くと 靭帯断裂で手術が必要となった そして靭帯再建手術をしました 手首を曲げる筋肉の長掌筋腱の一部を 断裂した靭帯として移植しました その際 脇あたりに注射して腕だけの部分麻酔 手術中は 大学病院だったので 学生にレクチャーしながら 体の内側を見られたのでなんか恥ずかしい気持ちでした 手術はサクッと終わり 麻酔が効いていて 「麻痺してる腕って意外と重い」 という記憶が残っています 重だるい腕を三角巾で吊るし バスと電車で帰りました その帰りに貧血で 電車内で倒れそうになったのと 麻酔が切れて激痛だったのを覚えています そんな経験から まあ不安要素はいっぱいですが 同じような感じだろうと日帰り手術を選べたわけです 現在、二人の娘は3歳と6歳 とにかく手がかかる せめて片手でもあったほうが 妻も楽だろう それが 理由1 です また 病院に入院する 一度くらい経験してもいいかなと思っているが 「不味い」と評判の ご飯を何回も食べたくないし あまりじっとしていられないタイプ なんせ腕以外は元気ですから 理由2 そして料金ですが 私の場合は手術代として約20万になりました プラス薬代(痛み止めや抗生物質) あとになってわかったのだが 調べると手術代だけだと通常15万〜20万の...