【レッスンメモ】
音楽家の手や腕の問題は、身体の中心から改善しなければ
根本的な問題解決にならない。
音楽をやっている方には、つい演奏の仕方、とりわけ問題の部位の改善方法を
伝えたくなってしまう。
例えば、手や腕に問題を抱えている場合は、腕の使い方を伝えたくなる。
しかし、それではエンドゲイナー(目的達成のため突き進む、プロセスは無視)です。
根本的な改善や演奏技術の向上のかえって遅らせてしまったり
問題を悪い方向へ進めてしまうかもしれません。
先を焦らずに、アレクサンダーテクニークの基本であるインヒビションやディレクション、
プライマリーコントロールをはじめ、股関節や下半身の使い方、呼吸や背中の使い方などを
身に付け、身体感覚を養ってからでないと
非常に繊細に動く腕や手の本来の自由な使い方は身に付きません。
ある生徒さんは、首から腕の張りと手首の痛みで長年悩まされていました。
趣味で楽器を演奏していて、たまにライブもやるそうで、短い時間でも
できれば毎日練習をしているという方でした。
その方には、手や腕のレッスンより先に身につけるべき基本の身体の使い方があると
お伝えし、肘~手の使い方や演奏の際の姿勢については7~8回目のレッスンで
やっとお伝えしました。
まさに「急がば回れ」です。
「腕や手の動きは、背中から」というようなワードを耳にします。
小手先の動きにならないよう、身につけていく順番も大事です。
#アレクサンダーテクニーク#身体の使い方#音楽家の身体のつか方#演奏#腕の使い方#背中#エンドゲイニング
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