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力を抜く



”力を入れる” より

  ”力を抜く” 方が難しい。



マッサージのお客様の中には,横になりリラックスしているはずなのに

緊張している人がいます。

力を入れる必要が無いにもかかわらず、力を抜けない方は結構多い。

アジア人の多くがそうであり、特に日本人は力が抜けない。

本人は力を抜いているつもりだが。

まじめな性格と文化的な影響もあるのかと思います。


人によって緊張させている箇所は違いますが、

いつも辛いなと思う箇所と、さらにその周辺は緊張してしまっているだろう。

肩こりなら、肩や背中、首あたり。腰痛なら、腰・股関節、下肢と。

パソコンと向き合う仕事の人は首・肩だけではなく、眼の周辺、顎関節や

顔・頭全体が硬い。

他には、歯を噛み締めたままだったり、呼吸を止めたり、

眼を細めて眉間にシワを寄せ、一点を凝視したり、

挙げれば切りが無い。

凝り性の人になるともちろん全身がパッキパキですね。



なぜ力が抜けないか???


それは、普段から力を入れ、筋肉を緊張させてしまっているから


・日常の姿勢や身体の使い方

・習慣的反復運動(仕事や運動など)

・精神的ストレス

・事故やその他怪我などの後遺症

など様々な要因によって身体を習慣的に、そして無意識に緊張させているのです。

例えば、筆圧の強い方の場合、いつも字を書く際には手と腕全体を緊張させます。

さらには首周辺や背中の筋肉まで緊張させています。

おそらく歯も食いしばってもいるでしょう。

字を書くのにそこまでの緊張は必要ないのに、ペンをギュっと力強く握ってしまう。

本人にとってはいつも通りの書き方であり、一番書きやすい方法なんだとは思いますが。

そういうクセを持っている方は、他の動きをしていてもそのクセは

無意識に出ているでしょう。

包丁で切る時や、歯を磨いている時、ただ立っている時でさえ。



そして本人はそれに気づいていない。

自分で、気づいていない間に自分の筋肉を硬くしてしまっている。


つまりその慢性の首・肩こり・腰痛などの原因は自分にあったのです。


知らぬ間に、緊張がじわりじわりと攻め込んできて

知らぬ間に、体が蝕まれ

知らぬ間に、身体はもう限界ってとこまで来ていて

気づいたときにはぎっくり腰や寝違えてしまったなんてことに。



自分で気づく!


 アレクサンダーテクニーク(AT)では、ゆっくりした動き

(日常生活動作の基本である『座る』『立つ』『歩く』などの地味な動き)から

見直し、自分がどのように身体を使っている(コントロールしている)かを

再確認していく。

そして〝身体〟にとって良い動き※を身につける過程で、自分の身体を蝕む

その緊張に気づくでしょう。


※身体にとっての良い動き・姿勢は、本人の感覚として最初は違和感があるだろう。

 ”誤った感覚”については改めて説明したい。



もしかしたら最初は何も感じないかもしれない。

恥ずかしいことに、私の場合、まったく何がいいのか分からなかった(苦笑)

アレクサンダーの先生が言いたいことは理解していたが、その効果は

マッサージや治療のような”即効性”は皆無でした。

ただ、私の場合は、その後にとても大きな身体の変化に気づいたのです。

この話も後日改めて。



アレクサンダーを続けていくと、その緊張・悪いクセに気づき、さらに

それを解放する方法を身につけていくことが出来ます。

だが残念なことに、これらはすぐに身につかない。

なんせ何年・何十年もその不必要な緊張とともに過ごしてきたのだから。



変化の一歩目は、気づくことから


  "気づき"を高め

           無意識を意識へ



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