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『姿勢とウォーキング』セミナー

11月の22日(土)、 『姿勢とウォーキング』 セミナーを開催させていただきました。 初の開催なので、ぜんぜん人は来ないかなと思っていたが、 予想以上だったので正直驚きでした。 お越し頂き、ありがとうございました。 今回の内容は、皆さんが知りたいけれど、実はしっかり分かっていない 『姿勢』 と、そして 『ウォーキング』。 いろいろと姿勢に関する事は言われているが、僕が 皆さんに お伝えしたかった事は、 身体に対してどのような意識を向けるか。 身体とは本来、もっと柔らかくしなやかで、身体全体が繋がっているもの。 それが、猫背になり身体が丸く潰れてしまったようになったり、自分で身体を 硬めて、腰や背中を必要以上に反らせてしまったりと、筋肉や関節に不必要に 負担をかけ続けてしまった結果、凝りや痛みに悩まされているのです。     長くしなやかに            広くやわらかく この2つの意識を保ってもらうことで、皆さんの背が伸びたようでした。 そして、動きはやわらかく、しなやかになったように僕には見えました。 ただ長年の習慣というものはなかなか変えられないので、意識するあまり、 逆に動きがギグシャクしてしまっている方もいました。 最初は”意識”と”身体”がすぐには繋がらないものです。それが長い年月をかけて 身に付けてしまった悪い癖だったらなおさらです。 でも、大丈夫です。 意識を身体に向け続ければ、身体は自然と反応してきます。 そして、意識し始めたときから、脳−神経回路はすでに変化を始めていますから。 今回の一番の反省点は、皆さんの頭の上に浮いていたクエスチョンマークに うまくお答えできなかった事。 ”いつもと違う”感覚の姿勢や動きは、あまり心地いいと感じることができず、 受け入れがたいでしょう。 その姿勢や動きが良くないと分かっていても、いつもの慣れ親しんだとこに やはり心地よいと感じるのは当然です。 「この感覚で合ってる?この動きは正しい?なんか居心地が悪い。」 そんな心の声が聞こえてきました。 次回はそんな疑問にお答えする為にハンズオンをしていきたい。 ハンズオンとは、身体に手を添える事で、 そ

座る/立つ アレクサンダー チェアワーク

立つ・座る・歩くの日常生活の超基本動作を学ぶ アレクサンダー・テクニークのワークの基本は、 椅子を使った チェアーワーク と テーブルワーク である。 今回は立つ・座る・(しゃがむ)の基本を学ぶチェアーワークを紹介します。 さて、日常生活において一日何回ぐらい立ったりしゃがんだりするだろうか? 何十回、何百回、職業によっては何千回? 一回であれば、特に身体に問題が無ければどうってことない日常動作。 だがもし、その動作1つ1つが身体にとって負担になっていたら? その人はいつか腰痛や膝の痛み、あるいは慢性の凝りに悩まされるだろう。 理想としては、 無駄な筋肉の緊張が無く、全体の筋肉・関節が滑らかに 連動して動いていくことである。 では、そのスムーズな動きとはどのようなのか。 僕が尊敬するボブ先生の、チェアワークのデモンストレーションをご覧ください。 説明しているのがボブ先生。 坊主の生徒役もアレクサンダーの先生(だろう)。 本当にスムーズな動きですね。 無駄な筋肉の緊張が無いので、動きを阻害される事無く、滑らかに動いていますね。 身体の各部分の柔らかさを保ちつつも、それらの動きが全体的に繋がっている。 特に顔が右を向いた時に 背骨が滑らかな捻れ、さらに股関節、膝、足首へと動きが 連動していく のが良く分かる。それでいて肩・腕には 一切の緊張が無い 。 そして、ボブ先生の動きもスムーズそのもの。 実にシンプル。まさに超基本動作。 アレクサンダー教師は柔らかいタッチと的確なアドバイスで このような滑らかな動きに生徒を導いていくのです。 普段から、余計な緊張の無い滑らかな動きが出来るようになると 凝りや痛みも消えていき、身体が解放されていくのが感じられるでしょう。 4:08以降が実際のチェアー・ワークです。 先生によってやり方は多少違いますが、基本的にはとても柔らかくてゆっくりした 動きをしていきます。悪い習慣によって筋肉が緊張してしまうのをより正確に 感じ取るには、ゆっくりした動きの中の方がより効果的なのです。 速い動きでは、動き(筋)感覚が雑になり緊張しやすくなってしまう。 通常、無言では

W杯サッカー 日本代表の身体の使い方

ワールドカップサッカー2014 in Brazil. 僕の予想通りドイツが優勝してしまった!?ブラジルもけっこう応援してたから 本当に残念だった。 そして、日本代表は残念ながら予選グループで負けてしまいましたが、結果はどうあれ、 「おつかれさま」と言いたい。 そこまでBig Fan というほどいつも見ていませんが、やっぱり 一流の選手の動き、身体の使い方には毎回驚かされる。 まさに  ART 。 世界のトップと言われる選手はどの競技においてもその身体の使い方、動きが 常人のそれとは全然違う。 にわかと言われようと、超一流選手のプレーはやっぱり見るべきだ。 ただ、正直に言うと、残念ながら日本選手の動きは僕的にはあまりARTではなかったかな。もちろん眼を見張るようなプレーも多々あったと思うが、 身体が小さいとか、スキルがどうとかの問題ではなく, ただ純粋に動きを見ていても、こりゃ〜格が違うわってなってしまった。 外国人選手はなぜ、あんなにデカいのに、早くて、なおかつ柔らかいのだろう??? 身体の使い方という観点(アレクサンダー的)から勝手に分析してみました。 特に気になったのが、 1、〝頭〟からの動き     2、〝ヒザ下の柔らかさ〟と〝上半身〟の関係 1、頭からの動き フェイントからスッと身体半分、頭一個抜け出す、あの一瞬の瞬発力みたいなものが 一流選手にはある。 その際、特徴的なのが頭からの動きである。特にポルトガル代表のロナウドなど、 ヨーロッパの選手は見た目の姿勢がよく、直線的な動きの速さは特に眼を 見張るものがある。                                       クリスチアーノ・ロナウド(Google images) あたまがスッと進行方向に動き、身体が前傾になり、 足から地面を蹴る力が背骨を通して頭まで抜けていくことで 効率の良い推進力が生まれる。 頭が前に倒れすぎていても、頭が上がって顎をだし 背中が反ってしまっていても、推進力の効率は落ちる。 (画質がイマイチですいません) これは陸上選手のスタート時の身体の使い方と同じである。                                    

力を抜く

”力を入れる” より   ”力を抜く” 方が難しい。 マッサージのお客様の中には,横になりリラックスしているはずなのに 緊張している人がいます。 力を入れる必要が無いにもかかわらず、力を抜けない方は結構多い。 アジア人の多くがそうであり、特に日本人は力が抜けない。 本人は力を抜いているつもりだが。 まじめな性格と文化的な影響もあるのかと思います。 人によって緊張させている箇所は違いますが、 いつも辛いなと思う箇所と、さらにその周辺は緊張してしまっているだろう。 肩こりなら、肩や背中、首あたり。腰痛なら、腰・股関節、下肢と。 パソコンと向き合う仕事の人は首・肩だけではなく、眼の周辺、顎関節や 顔・頭全体が硬い。 他には、歯を噛み締めたままだったり、呼吸を止めたり、 眼を細めて眉間にシワを寄せ、一点を凝視したり、 挙げれば切りが無い。 凝り性の人になるともちろん全身がパッキパキですね。 なぜ力が抜けないか??? それは、 普段から力を入れ、筋肉を緊張させてしまっているから ・日常の姿勢や身体の使い方 ・習慣的反復運動(仕事や運動など) ・精神的ストレス ・事故やその他怪我などの後遺症 など様々な要因によって身体を 習慣的 に、そして 無意識 に緊張させているのです。 例えば、筆圧の強い方の場合、いつも字を書く際には手と腕全体を緊張させます。 さらには首周辺や背中の筋肉まで緊張させています。 おそらく歯も食いしばってもいるでしょう。 字を書くのにそこまでの緊張は必要ないのに、ペンをギュっと力強く握ってしまう。 本人にとってはいつも通りの書き方であり、一番書きやすい方法なんだとは思いますが。 そういう クセ を持っている方は、他の動きをしていてもその クセ は 無意識 に出ているでしょう。 包丁で切る時や、歯を磨いている時、ただ立っている時でさえ。 そして本人はそれに気づいていない。 自分で、気づいていない間に自分の筋肉を硬くしてしまっている。 つまりその慢性の首・肩こり・腰痛などの 原因は自分にあったのです。 知らぬ間に、緊張がじわりじわりと攻め込んできて 知らぬ間に、体が蝕まれ 知ら

正しい姿勢は、良い動きから

アレクサンダー・テクニークは 『身体の使い方』、『動き』を学ぶもの。 結果として姿勢も良くなるが、 実は、姿勢自体を学ぶものでは無いのです。 という前置きをしておきながら やっぱり気になる『姿勢』。 ここで、逆に質問です。 良い姿勢ってなんでしょう? 皆さん、どのようなイメージをしました? 私は以前、動いていない静止した状態をイメージしていました。 そう、ピシッと固まっている様な。 細かく各パーツをみてみると 次のことが、よく言われている。 ・頭が上から糸で吊るされたように ・顎を引いて ・背筋をピンと伸ばし ・肩は後ろに引いて、下げる ・腰を入れる ・お腹を締めて体幹を安定させる 立位であれば ・お尻を締めて ・膝を伸ばす 芯がしっかりしていて、ピシッとしている姿が思い浮かび上がりますね。 では実際にやってみましょう!? 確かに見た目の姿勢は良くなりますが なんだか窮屈ではないでしょうか。 これでは長い時間、この姿勢を維持するのはつらいでしょう。 それは頑張り過ぎ! 筋肉の緊張が強くなりすぎた証拠です。 無理があるのです。 ぜんぜん心地良くない!! 良い姿勢とは、 もっと自然で柔らかく、疲れにくく、見ている方も心地良くなるような そんなイメージ方がいいと思うんですね。 アレクサンダー・テクニークは 座っていても、立っていても、静止ではなく 『動き』 であると言っています。 座位・立位の姿勢において、一見止まって見えるが、 実は身体の中ではいろいろな『動き』が起こっている。 基本的に筋肉が緊張することで身体はその姿勢を保つことが出来る。 しかしガチガチっと緊張させる必要は無い!凝ってしまうからね。 程よい緊張があれば十分。 硬すぎず、柔らかすぎず。 その程よい各筋肉の緊張が互いに助け合い、引っ張り合って バランスは保たれているのである。 そのバランスの調整は脳と三半規管と、その他身体の器官がバランスを察知し、 神経回路を通して筋肉に指令を無意識に出し、筋肉の緊張が微妙に 調整されているのです。 さらに呼吸もしていれば内蔵も消化・吸収と活動しています。 端から見たらまったく動いていないようでも、身体の中は休ん

Happy New Year 2014 !!

明けましておめでとうございます。 普段はそこまで日本は恋しく思わないのですが なぜか正月は、いつもあの静かに年を越す雰囲気と 初詣が恋しくなる・・・  日本人を感じる瞬間 さて、今年はアレクサンダーと今までの治療の経験を生かし 姿勢や歩き方などのワークショップなんかをやっていきたいなと 思っています。 凝らない身体 痛みの無い身体 そんな理想に近づけるように お役に立ちできればと思います。 本年もどうぞよろしくお願いします。 ↓ぽちっとお願いします