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【レッスンメモ】音楽家のための手と腕の使い方

【レッスンメモ】 音楽家の手や腕の問題は、身体の中心から改善しなければ 根本的な問題解決にならない。 音楽をやっている方には、つい演奏の仕方、とりわけ問題の部位の改善方法を 伝えたくなってしまう。 例えば、手や腕に問題を抱えている場合は、腕の使い方を伝えたくなる。 しかし、それではエンドゲイナー(目的達成のため突き進む、プロセスは無視)です。 根本的な改善や演奏技術の向上のかえって遅らせてしまったり 問題を悪い方向へ進めてしまうかもしれません。 先を焦らずに、アレクサンダーテクニークの基本であるインヒビションやディレクション、 プライマリーコントロールをはじめ、股関節や下半身の使い方、呼吸や背中の使い方などを 身に付け、身体感覚を養ってからでないと 非常に繊細に動く腕や手の本来の自由な使い方は身に付きません。 ある生徒さんは、首から腕の張りと手首の痛みで長年悩まされていました。 趣味で楽器を演奏していて、たまにライブもやるそうで、短い時間でも できれば毎日練習をしているという方でした。 その方には、手や腕のレッスンより先に身につけるべき基本の身体の使い方があると お伝えし、肘~手の使い方や演奏の際の姿勢については7~8回目のレッスンで やっとお伝えしました。 まさに「急がば回れ」です。 「腕や手の動きは、背中から」というようなワードを耳にします。 小手先の動きにならないよう、身につけていく順番も大事です。 #アレクサンダーテクニーク #身体の使い方#音楽家の身体のつか方#演奏#腕の使い方#背中#エンドゲイニング

コリなくなる、痛みなくなる『からだの使い方』3つの身体意識 ①「やわらかく」

  凝らない身体、痛みのない毎日だったら もっと人生が楽しくなる  「凝らない身体」を目指し アレクサンダーテクニークを伝えている私が 凝りやすい・緊張しやすい生徒さんに絶対身に付けてほしい 凝らない身体になる    3 つの身体意識 凝り(緊張) は非常に強いストレスです。 痛みや、ときには病気の原因にもなりうる。 マッサージ師として活動していた時代(今もしていますが)は そんな 凝り(緊張) のために 慢性的な痛みや不調に悩む患者さんを 数多く診てきました。 そんなストレスから皆さんを解放したい! そんな私が いつもレッスンで生徒さんにお伝えしている 特に大事な3つの身体意識を紹介したい。 実践できるようになると 首・肩こり、腰痛をはじめ 様々な痛み、不調の予防や改善 ついでに姿勢の改善も 自分でできるようになります。 ぜひ 毎日の動き に追加していただきたい。 凝らない身体になる 3 つの身体意識 1、やわらかく 2、のびやかに 3、からだ全部で動く この3つの意識は身体を機能的・効率的に 動かすために必要な要素 その人の身体のタイプによってどの部分を 特に重視するかは多少違いますが やはり3つあると 身体全部がまとまる 今回はテーマは 1、やわらかく  身体を使う 「やわらかければ、凝らない」 凝り(緊張)は 硬くなっている状態です。 それがやわらかく 緊張がほぐれていれば コリや痛みを感じない、良い状態になります。 特に首・肩・腰などの凝り(緊張)に悩む人には 身に付けてほしい一番大事な身体意識。 マッサージなどでほぐしもらって やわらかくするのではなく マッサージが必要無いように 身体に対して意識を向けることで 常に ほぐれた やわらかい 状態でいるようになってほしい。 うまく チカラが抜けている 状態とも言えます。 「余計な緊張をやめる」ことを目的としている アレクサンダーテクニークでは まず身につけるべき感覚です。 姿勢や骨格の歪みを考えたり ボディマッピングなどを意識するより もっと重要です。 形から入ったり スキルにこだわると 逆に緊張を強めてしまうこともあるので気をつけましょう。 やわらかく使うのは 主に筋肉の緊張に対してのように思えるが それだけでは本当の 「やわらかさ」 は 手に入りません。 1つ1つの関節の動きや 関節を構成する靭帯や軟部