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身体感覚を高める


2020年も後半になりました。早いですね。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

アレクサンダーテクニーク教師のヨシです。



2020年前半は今までにない時代の流れになりましたね。

コロナウイルス。

おかげで、この半年のことがなんだかいつもの時間の流れとは違う

速さであり、質的にも違うもののように感じます。

なんだろう。短い。いやただ単に短いのか。

というか、振り返ると何も無かったから短いと感じるのか。

でも実際は、いつも以上にいろいろ気を付けながら生活していたのに・・・


僕の自粛期間は、家族との時間が持てたことが良かった事でしょう。

もちろん不自由に感じた時間の方が多かったですが、

まーそれを考えても仕方ない!

イライラしたい気分の時もありましたが、

この状況を”受け入れ”つつ、効果のある薬やワクチンができるのを

待つしかない!

それならば、少しでも 

気 分 良 く 

ポ ジ テ ィ ブ に、

 心 と 

身 体 
 
 疫 力 

保っていきたいですね。



外出自粛。

外に出れないなら

に、です。

家の中でできる事

そして

身体の内側でできることを楽しもうっ!


ということで、この自粛期間中に始めたのが、

新たに学ぶ、です。

以前から気になっていた チ ネ イ ザ ン (左)





ちょっと前にたまたまエンタプライズ社がセールをしていたので

買ってみたのですが

まさに今読むべきタイミング。

あの時の決断はこの時のためにあったのか・・・


以前からチネイザンが気になったことがあったにはあったのですが

引っかからなかったです。

当時は”お腹のマッサージ”くらいにしか思っていませんでした。

すまん、チネイザン。甘く見ていたよ・・・


チネイザン

漢字で書くと

”気” ”内” ”臓”

キナイゾウ

そう”気”なんです


以前は引っかからなかったのは、おそらく

この気の部分にまだ僕がたどり着いていなかったからだろうと思っています。

もし当時、この本を読んでいたとしても

おそらくさっぱりだったでしょう。

なぜなら、”気”というものに対していまいちピンときていなかった。

でも今はピンです。

まだまだ浅いですが・・・

いつからかは分からないですが、アレクサンダーの学校で

自分(身体)と向き合うことを通して、

身体感覚が高まり

身体の中の感覚を通す

というようなことができるようになったきたのです

これは”気”なのか?

とまだ、確信というわけではないですが

そんな気がする。

そういえば、以前【ポートランドとMtシャスタ】にも書きましたが、

ソマト・エモーショナル・リリースを受講した帰りに

ふと思ったのが

「魂が成長した」

「今、自分の体の中には、とても広い空間が広がって居るような気がする・・・」

これらのコメントから、感覚の変化・成長が起っているのが感じられますね。


この本(青い方)をざっと見てみて、驚いたことがあります。

それは、内臓の話に入るまでに半分くらいまで読み進めないといけないということ。

え〜〜〜内臓の話はまだ〜〜〜??

となってしまいそう。

そして、それまでの話はというと

”気”

そして、鍛錬法の話が中心です。

でも読んでいくと納得です。

要は

セラピストは、自分の心身の状態が良くないといかんよ

ということ。

なるほど〜納得です。

それはアレクサンダーに通じるものがありますね。

ハンズオンの際には、自分を良くする感覚(ディレクション)によって

生徒さんを良い方向へ導く。

まず自己鍛錬が必要なんですね。

実は整体協会の、野口先生の身体教育研究所での講義でも

やはり身体の感覚というか「気」を感じてとか流してとかやっていました。

身体をより良くするための過程は、やはりどこも似て居るのかもしれませんね。







こんなふうにエネルギーを回したり・流したり・貯めたりします。

回すってなんだよ?なんて思っていましたが

集中とイメージですかね。徐々にその感覚が出てくるというか。

体って面白いと思いながらポジティブなイメージでいくと

感じやすいし、面白いものです。

何より、マッサージなどの時も意識すると

クライアントの身体の変化が早いです。

実に面白い。

その面白さを実際に体験し、健康生活に役立てて欲しいと強く思っているのですが

身体感覚の鍛錬において、実際にそれを感じるまでが

意外と難しかったりします。(人によります)

この感覚は合っているのか?という疑問とともに

進んでいくと思うのですが、

”それ”と教えてくれるのは実はあまりいないのではないかと思います。

日本の良くも悪くもある風習で言うと

「継続は力なり」

こうかな?あーかな?と試行錯誤で考えながら

訓練していくことで、自分なりの方法で答えを見つけていくのことは

結果的に自分のものにするには1番の近道だと思います。

んが、しかし、やっぱり、ちゃんと知りたい!

と思う方は、アレクサンダーのハンズオンがおすすめです。

ハンズオン(手)を通して、クライアントの意識が届いているのか

そうでないかを繊細に見分けられるのです。

僕の感覚としては、

例えば、膝を触っていて

「では膝に意識を向けてみましょう」

とじっと待っていると、膝がフワッとしてきます。

筋の緊張が緩むという感覚ですが

筋肉だけではない、何か全体に広がる感じというか

フワッとします。

「それです。それです。」

なんていいながら、その感覚は重要なので覚えて

一人でも実践できるようにしてくださいと伝えます。


うーん、ただ、やっぱり言葉で説明するのは難しいですね。

まー気になる方はぜひ、アレクサンダーのレッスンを体験してみてください。


まだまだしばらくは自粛生活が続きそうですが、

できることを楽しんで

ストレスを発散する方法を見つけましょう!

Think up!!





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私の最初のATレッスンをしてくれたマット先生の、 ATを習い始めたきっかけを 今でも覚えている。 合気道の師範をされていたお父さんが良いからと 勧めてくれたからだとおっしゃっていた。 合気道や剣道、その他武道をされている生徒さんとのレッスンの中での 武道における身体の使い方と、アレクサンダーテクニークのそれとの共通点が 非常に多くとても気になっていた。 せっかく日本にいるのだから、日本古来から継承されている武道における 身体の使い方を学びたいと徐々に思うようになり 8月より新しい学び「合気道」を始めました。 特に学びたい点は、「強さ」と「丹田」 まず、筋力に頼らない、身体の使い方による「強さ」を学びたい。 武道は対人であり、自分のことだけでなく相手も意識しなければならない。 合気道の場合で言うと、組手でしょうか 相手からの力の方向や、押さえ込む際の体のつながりやバランスなどを 感じながら、型を崩さないよう動く。 それはまさに、自分らしくある。と捉え方ができると思う。 相手に流されず、自分の力を十分発揮する。 この場合の自分らしさは、強さを引き出す最良の状態を保つ体の使い方とでも 言いましょうか。 武道だと型ですが、スポーツや楽器の演奏でいうと基礎練習。 始めて約2ヶ月の私は、基礎練習真っ只中。(週1では足りない・・・) その型の練習がとっても楽しい! 全身のつながり、動きのつながり、バランス、さまざまな要素を考え・感じながらの時間は 自分とじっくり向き合うことができる充実した時間になっています。 師範の動きを見ると、型の重要性がよく分かるので、 今のうちにしっかり体に叩き込んでおきたい。 そしてもう一つは「丹田」。 アレクサンダーではあまり下腹部の感覚にはふれない。 日本人ならほとんどが知っている丹田という下腹部の力は 動きや姿勢で重要視されている。 ただ、ほとんどの人がわかっていない。 正直に言うと、私も正確な感覚は分かっていないので ここでちょっとはっきりさせておきたい、と言う気持ちです。 合気道での気づきがすでにいっぱい。 またアップします!!

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