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「勝手に分析」 リオ オリンピック 100m走


日本勢の活躍が目立った オリンピック 2016 in リオデジャネイロ

僕もなんだかんだ、夜中までテレビを見てしまってました!


やっぱりウサイン・ボルトは早かったですね〜

山縣選手もいい走りをしてたんだけどな〜。

(さり気なく山縣選手を応援してます…)

残念ながら決勝進出はならなかったが、自己ベストの10秒05の好タイム。

準々決勝・準決勝共にスタートも良かったし、見ていて興奮した。

足の回転が速いわりに、安定したブレの少ない姿勢からのスタート。

ん〜〜〜素晴らしい!!

でも、やっぱり黒人の伸びには勝てないんだよな〜。

100mの決勝は全員黒人。

やっぱり身体能力の違いを感じるな。



さて、今回の「勝手に分析」だが、


後半の上半身の使い方伸びに注目してみた。


普段歩きでさえ、推進力を出す(殺さない)ために頭から前に上に行くのが、

動きの理想なんだが、最速を決める短距離でも同じだということが分かる。

上位の選手の多くはこの頭が前へ上へを推進力につなげ

後半の伸びにしている。

下の動画を見比べて欲しい。

特にレースの後半。上体が立ち上がってきてからの走り。

赤いユニフォームの山縣選手と他の選手。

山縣選手は安定した姿勢でスタートからほぼ同じ安定感である。

それに比べ、他の選手は頭からの上半身の伸びと共にぐんぐん加速していく。


(準決勝 山縣VSボルト とケンブリッジVSガトリン)

一歩ごとに、地面を蹴った足からのエネルギーが背骨を伝わり、

頭に抜けていく感じがよくわかる。



動画の後半のレース、ケンブリッジ選手と同組のアメリカのガトリン選手。

上半身の伸びは特に顕著で、グングン伸びる感がとても感じられる。

そして、もうボルト選手は規格外なので参考にしていいのかどうかというレベルだが、

頭というより特に胸で伸びて、推進力にしているように見える。

しかも正面から見るとセンターがブレブレなように見える。

でも、意識はしっかり前へ上へグングンきてる。伸びが凄すぎる…


(決勝 ボルトVSガトリン)

上の写真。

奥のガトリン選手に比べ、中央のボルト選手は少し背中を反らして、

胸が前に出ている。



準決勝まで進んだ、もう一人の日本人ランナー、ケンブリッジ選手は、

いつもの伸びがないように見えて、残念だった。

姿勢という意味では、前回の記事より体幹の安定感があるように見えるのだが

腰が重いように見える。疲れてたのかな〜?

動画だけだと、はっきり分からないけれど、股関節–腰周辺がぼやけていて

足からのエネルギーが、100%上半身に伝わっていないように、僕には見える。

そのため、上半身の前に上への伸びがちょっと弱い気がしたんだよね。



次の動画は競走馬の走りを、ハイスピードカメラで撮ったものです。

ヒトの走り方とは違うので一歩一歩の伸びではないが、

見て欲しいところは、

後ろ足で蹴ったのと同時に

 背骨・身体全体が前方へ伸びている


この馬の走りから分かるように、(後ろ)足の動きと上半身の動きの連動が大事であり、

足で地面を蹴ったパワーが股関節を介して上半身に伝えられることが

走りの伸びに関係している!


せっかくなので100m決勝です

もうボルト選手速すぎやわ〜


100m決勝は8選手中、上位6選手は9秒台という記録。

これはもう山縣選手・ケンブリッジ選手には9秒台を出してもらうしかない!!


以前、ドキュメンタリー番組で山縣選手は歩数を減らすために試行錯誤を

しているという話があった(と思う)

この上半身の伸びがあれば、自然と歩幅が広くなり歩数も減るのではないだろうか。

そのためにもう少し伸びを意識してみては?

あ〜〜〜山縣選手にハンズオンしてみたい。

山縣選手!このブログをもし見ていて、興味あったら連絡くださ〜い!

なんてね。




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