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姿勢が良くなる呼吸

ヒトは1日に何回呼吸をするのだろうか。 息を吸って、そして息を吐く。 酸素を吸って二酸化炭素を出す。 特に何も意識することなく毎日、24時間行われている。 その回数は約2万~3万回と言われています。 呼吸と言ってイメージするものは? 腹式呼吸? 胸式呼吸? 僕はこの腹式・胸式と言う呼び方が好きではありません。 なぜならその言葉によって お腹か お胸か の2箇所しか意識されない。 非常に限定されてしまうからです。 アレクサンダーテクニークを伝えていく過程で あくまで 自然な呼吸 と それによって身体に内部で起こる ダイナミックな動き をお伝えしていきます。 まずは横隔膜の動き 肋骨 腹部から骨盤内 さらには背骨 そして、手や足先にまで 呼吸によって起こる 動きが 波紋のように 身体の隅々に伝わります。 肋骨は、胸だけでなく 背中全体や脇腹 お腹だけでなく骨盤の動き 背骨は伸びやかになり 感覚の良い人であれば 手・足のまで”つながり”を感じさせてくれます。 こちらのダイナミックな動きをごらんください。 全身に伝わる呼吸は 身体の緊張を解放し 全身にスペースを与え 背骨の伸びやかさをサポートしてくれます。 姿勢を良くしようと 筋肉を必要以上に緊張させ すぐに疲れてしまうような無理なバランスではなく 身体内部からの広がりによって起こる伸びやかさは 必要以上の緊張は起きません。 座っている時、立っている時だけでなく 日常のあらゆる動作の中でも 自然な呼吸を保つことができれば 伸びやかな良い姿勢のまま、ラクに居られることができるでしょう。 アレクサンダーテクニークの身体の使い方は 日常の何気なくしてしまっている動きを改善し より健康で、より良い身体を作るのにとても役立ちます。 1回・2回の呼吸ではすぐには変化は見られませんが ...